地域の魅力を伝えたい。
向島出身、広島県内の高校と大学に進学し、卒業後は協同組合組織に就職しました。異業界の経験を積む為、土木系の業界にも挑戦しました。現在は縁あって、尾道市マリン・ユース・センターの施設を管理する㈱日比谷花壇に転職し、当施設のセンター長として働いています。青春時代を尾道で過ごし、尾道の魅力は分かっていたつもりでしたが、恵まれた自然や住みやすさをあまり意識していませんでした。尾道は、山陽自動車道、瀬戸内しまなみ海道、中国やまなみ街道が交差し、瀬戸内の十字路に位置する広域的な交流拠点として、発展が期待される地域です。 古くから海上交通の要衝であり、全国でも有数の海事産業(造船関連業・海運業)の集積地となっており、観光地としても有名です。そんな尾道で、私も釣りをよくしていましたが、一般的にマリンスポーツと呼ばれるカヌー、カヤック、SUPやウェイクボード等はしていませんでした。施設を運営する中で、海事教育の重要性を知り、新たな時代に相応しい青少年の育成とともに、地域活性化に貢献するためにはその土地にあった地域コミュニティの活性化が大切だと分かりました。スポーツ活動に留まらず"地域住民の皆様が気軽に集える拠点"の重要性を学び、尾道という地域の特色を活かした施設運営を行うことで、関係人口が増えていくのではないかと思っています。また瀬戸内海の特徴として、世界に誇れる『多島美』です。穏やかな海域であり、ロケーションは抜群、マリンスポ―ツにも適しています。
生きる力を育む。
尾道市マリン・ユース・センターは尾道市マリン・ユース・センター共同企業体(日比谷花壇・ベッセルテクノサービス)にて運営しています。地域の皆様に より愛される施設になる為に結成しました。コンセプトは、「人が集い、生きる力を育む」です。地域と住民の絆を深める施設として、安心とにぎわい、交流の拠点となる施設を創り、多様な事業を通じて、多くの人に夢を与えられるような施設運営を目指しています。
様々な立場の方に対して積極的に働きかけを行い、公園運営への参画や、地域の一体的な活性化を実現していきます。主な事業はキャンプ場運営、公園管理、アリーナ、マリンスポーツとなっています。これまでの活動として、売店をオープン、フェスやマルシェの開催サポート、ブライダルフォトなど多岐に渡ります。コロナ禍ではマリンスポーツ等の活動の自粛を余儀なくされましたが、今年度は本格的にスタートする予定です。
また尾道海属の事務局としても情報発信、事業者さんを繋げ、連携することで関係人口創出から定住人口増加に繋げる役割を担っています。地域創生の観点で、地域の持続的な発展を目指し、地域内の人々がその土地で安心して暮らし、働き、育てることができる社会を創り上げることを長期視点で考えています。一施設、一企業だけで考えるのではなく、産学官民で取り組んでいけたらと思います。